【閉ざされた空間】小3で右と左が理解できない子は日本にもいる

お箸を持つほうが右

お茶碗ん持つほうが左

 

右利きの小学3年生に言っても

理解できない友がいる

 

 

友は生まれてからずっとほとんどの時間を病院で過ごしてきた

 

 

入院生活をよぎなくされていたから、右がどっちで左はどっちなのかよくわからないまま小学3年生になってしまった

 

 

一番近くで成長を見届けてくれるはずの親は

病室にはいない

 

 

面会時間は毎日あるのに

たまーにしか顔を出さない親だった

 

 

一週間に一回顔出せばいいほう

 

 

 

 

看護婦さんだって

 

お医者さんだって

 

 

忙しいから

 

一般常識は

わかってるものだと思ってる

 

 

 

 

題名に書いた友の事実を知ったとき

さすがに

衝撃を受けた

 

 

私も当時彼女と同じ小学3年生だったから

 

 

同じ病室で過ごしていたから

 

 

 

 

閉ざされた小児科病棟

 

 

 

勉強よりもまずは病気を治すことが先

 

 

小児科病棟は色んな疾患の病気の子供たちが同じ空間にいた

 

 

心臓病

腎臓病

アトピー

拒食症

色々

 

 

亡くなった友もいた

 

 

 

長い間外に出られない子供たちの

ストレス発散方法は

 

 

 

いじめ

 

 

 

病気で制限食を余儀なくされている子のベッドのカーテンをわざと開けて

 

 

 

 

イチゴに練乳をたっぷりかけてその子の目の前で食べるんだよ

 

 

見せびらかすわけだ

 

 

しまいには練乳チューブを

口にくわえて音をたててすするんだ

 

 

 

卵、牛乳、牛肉が食べられない彼女の前で

 

 

目の前ですするんだ

 

 

見せびらかして日頃の鬱憤を晴らす

 

 

そんな日常

 

 

閉ざされた空間で何が起こっているか

 

 

大人が見ていないところで

子供たちの悪知恵はエスカレートしていく

 

 

処方された薬を飲まない

何故か?

友は

ガリガリなのに

その薬を飲めば

太ってしまうと思い込んでいるから

 

 

捨てる

 

 

病院食がまずいから、

出された食事は食べない

 

でもお腹はすくから

病院食を作り直す

 

病気だから減塩食なのに、

その食事に塩をかけたり、

調味料を隠しもっていて、

違う料理にして食べるんだよ

 

 

それがストレス発散法

 

 

病院に併設されてる養護学校あったけどさ

勉強?なんてできるようになるわけないよ

 

 

勉強よりまず病気を治すことが優先

 

 

そんな子供が退院できたって

普通の生活に戻ったって

授業には、勿論ついていけないしね

当然のように落ちこぼれになったよね

 

 

そんな私がある日親になっちゃったんだ

 

こんな私がある日親になっちゃったんだ

 

 

語彙力

ナシナシ

の親に育てられてる

我が子とチビ子

 

 

語彙力ナシナシの親は

我が子とチビ子を

賢くできるのか?

 

 

一番興味があるのは

学年一位しか取ったことのない

私の父だろう

 

たまーに

母親に育児のドタバタを話すと同時に我が子やチビ子が勉強を頑張っていることを話すとね

 

 

隣で聞いてる父が

鼻で笑うんだよ

 

 

鼻で笑う父の心の声がね

「頭の悪いお前が子供たちを賢くできるわけがない」

って聞こえるんだ

 

「頭の悪いなりに、せいぜい頑張れよ」

って聞こえるんだ

 

 

けなされ続けて何年たつだろうか(笑)

 

 

けなされても

諦めないで頑張るよ

 

 

だって

勉強がわからない学校生活は辛いよ

 

先生の言ってることが

ちんぷんかんぷんなんだから(笑)

 

 

内容が頭に入らないから

 

スルー

 

スルー

 

スルー

 

 

 

我が子とチビ子に

勉強がわからない人生は送ってほしくない

 

 

と切に思う

 

 

 

だから

語彙力ナシナシの親でも

今日も諦めずに少しでも前に進めるように

サポートさせてください

 

 

 

 

 

 

 

 

諦めたら終わり